みなさんこんにちは!
清水です。今回の内容は長いです。
2022年3月現在における私の「写真に対する考え」を書きます。
結論から申しますと、
実際に見える許容範囲内での加工はOKだと考えております。
具体的には以下のような基準です。
- モデルや建物の撮り方を工夫することで撮った写真はOK
- モデルの太さと過度なホワイトニング調整はNG、でも肌の表面加工はある程度OK
- 自然な色合いの微調整はOK
すこし曖昧さを残しております。
あなた”写真感”とは異なるかもしれません。
ぼくが経験した事例を交えてながら、お話ししたいと思います。
それでは早速参りましょう!
ランジェリー販売する友達の価値観
友達(以降はLauraと表記します)が
自分の会社で特注したランジェリーをウェブサイトで売っていました。
サイトを覗いてみると、“世間一般的な”カタログイメージとは少し異なっていました。
なにが違うか。
等身大なところです。
日本のランジェリーショップでもそうですが、
綺麗に見せるために外国人モデルを活用しているメーカーが多いかと思います。
日本のサイトであっても外国人を多く起用しています。
おそらく世間一般的※に、美しいモデルは外国人が多いと考えてしまうことに起因しているかと思います。
※ここで言う世間一般的とはアメリカのスタイルの広告や宣伝に洗脳されて小さい頃から染み付いている世間一般的な概念のことを指します。
僕はこれが大嫌い。
せめて日本国内市場向けには80%以上日本人モデルを起用して欲しいと考えています。
ぼくが考えてもどうしようもないことなのですが、
Lauraの通販サイトを見て
ぼくの理想はこれだ!と思いました。
雑誌に載るようでもなく、
インスタ映えしそうなわけでもなく、
ショッピングモールで見るようなブランド広告のような訳でもない。
ひたすらに等身大。
女性としてのありのままの美しさで勝負していた。
外国人モデルを起用するわけでもなく、
ふくよかな女性を過度に加工するわけでもない。
Laura自身もランジェリーを身に着け写っていましたが、
普段通りの彼女そのものでした。
Lauraは額にホクロがあって、
ずっとコンプレックスを抱えており、
写真を撮る時には必ずPS加工していたそう。
でも、最近は加工するのをやめたそう。
理由を聞くと、
「自分の気に入らないところはたくさんある。でも、それ全部含めて私は私自身を好きになろうと思ったの。だから、私はありのままで生きていくことに決めた。」
![Bruno Bergher from Unsplash](http://linsmith.net/wp-content/uploads/2022/03/D3957406-72D5-451A-93FF-44FCDE77A8DE-1024x683.jpeg)
そんなニセモノの世界ではなく、
ホンモノの世界で勝負していく姿に
彼女の生き様、強い意志を感じました。
![清水](http://linsmith.net/wp-content/uploads/2022/02/AD5817B7-1BCE-4E21-AAD6-E7357C08778D.jpeg)
Lauraちゃんカッケー
※Lauraちゃんのサイトに飛びます(中国語)
※18歳以上の方推奨
オリジナルを優先するヨメの価値観
ウチの妻はオリジナル思考です。
結婚証明書の写真を撮った際に、
普通なら可愛く、もしくは美しく見せたいもの。
少し加工しようと店員さんがPSを開いて編集していたら
![妻](http://linsmith.net/wp-content/uploads/2022/02/D383D222-7E96-43A1-A387-F3FA03AE23BE.jpeg)
やめて、オリジナルがいいんだ
店員さんびっくり。
今までそんなこと言われたことなかったらしい。
ここを変更したらもっと素敵になると言われても、
![妻](http://linsmith.net/wp-content/uploads/2022/02/D383D222-7E96-43A1-A387-F3FA03AE23BE.jpeg)
ニセモノだからイヤだ
この一点張り。
証明書に残るものだし、
大幅に加工するわけじゃない。
少し整えるだけだからと
なぜか店員さんとぼくが説得するハメに。
しぶしぶ少しだけならOKとのことで、
ちょっとだけ加工することにしました。
(とは言っても肌の質感を変えたり色を変えたりパーツをいじってはいません)
証明写真を撮影した際、
写真館の店員は必ず本社へ連絡しなければならないらしいのですが、
注釈に「顧客要望によりほぼ無加工。顧客了承済み。」と付け加えていました。
かつ、本社へ電話連絡して許可も取得。
普通は加工の具合や
クライアントの要望通りに撮影するので苦労するらしいですが、
今回は全く別の苦労があったとのこと。
世の中はPS加工で現実とはかけ離れた写真で溢れているのに、
ゴーイングマイウェイでオリジナルを突き通す妻。
世間が定義した”一般”や”常識”なんかにとらわれず、自分のスタイルを通す。
![清水](http://linsmith.net/wp-content/uploads/2022/02/AD5817B7-1BCE-4E21-AAD6-E7357C08778D.jpeg)
このヨメ最強
たまには我が強過ぎる時もあるけど、
そんなオリジナル思考、ゴーイングマイウェイなヨメが大好きです。
過度な加工に吐気するぼくの価値観
ぼくは断然オリジナル派です。
原型が無くなるような過剰な加工はあまり好きではありません。
※だからといってRAWデータ主義者という訳でありません。
インスタでフィルターをかけ過ぎたり、
PS加工のし過ぎで、非現実的な世界を映し出した写真集。
そんな写真ばかりを見ていると、
目ばかりでなく、
心も疲れてしまいます。
世界はモランディグレーであふれている。
味の濃いものは続けて食べれないけど、
出汁の効いたものは、
飽きないし食べ続けられる。
隠し味程度でいいんです。
素材の味を活かしていきましょう。
刺身かよ、と思うぐらいシンプルな方がいい。
マグロを例にとると、
良い季節と漁場を選び、
かつ魚を傷つけない方法で釣り上げる。
すぐさま下処理を行い急速冷凍、もしくは市場へ水揚げして速攻でお店へ運ぶ。
板前が熟練の技術を使って捌き、
お客様の目の前へ提供する。
素材の味を活かすため
幾重にも重ねられた巧みな技で
シンプルな見た目とは裏腹にビビるほどうまい刺身。
![](http://linsmith.net/wp-content/uploads/2022/03/6D671EBD-269D-4009-8EA6-43B5D6850379-1024x576.jpeg)
![](https://linsmith.net/wp-content/uploads/2022/03/29798D91-FC19-4186-A9B7-D2221C78E3A8-576x1024.jpeg)
素材の良さを最大限発揮させるために、
現場では最大限努力する。
写真で言うと、以下のような工夫ができます
- 撮影方法を工夫
- モデルの映り方の角度を工夫
- 太陽/雲、朝/昼/夕のタイミングを工夫
プロ級まで攻めるならもっとこだわってもいいかもしれません。
人によって許容できる範囲はそれぞれですが、
ぼくは限りなくオリジナル思考です。
あなたはどうお考えでしょうか?
ご意見いただければと思います。
それではまた次回!
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